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常務理事 小野寺 静子
(コープあおもり 常務理事) |
県連の理事になって最初の理事会で感じたのは、女性理事の少ない事でした。
当時、津軽保健生協の工藤さんと2人だけでした。
女性の理事だからという理由で、よくわからないまま東北地連の運営委員になり、東北の生協運動のリーダー達と出会い、さまざまな活動を知る機会を得た事や、他県の生協視察では生協の活動を知る事ができ、私にとって大きな財産になりました。
コープあおもり以外の生協の活動を知る機会もあまりなく、横のつながりもあまりなかったので、それぞれの生協が食の安全・健康・平和・環境などの活動を活発にしている事もあまり知りませんでした。
6年程前、秋田県生協連へ食の安全の学習会に行った際に、秋田県内の生協より女性理事が集まり協議会を作り、学習会や情報交換等をして活動している事を知りました。さっそく青森県生協連でも、単協の組織担当者と理事による「組合員活動協議会」を作り、県内の組合員活動について協議しています。
特に食の安全の運動では、県内の生協が一緒に青森県議会や市町村議会に請願活動をし、食品安全基本法の制定や食品衛生法の改正など、大きな成果をあげる事が出来ました。「やればできる」を実感した運動でした。
来年は終戦・被爆60年を迎えます。戦後なんとか平和に暮らしてきたのに、今平和憲法が改悪され「戦争のできる国」になろうとしています。
組合員活動協議会でも来年にむけて平和の企画も検討しています。
今迄、それぞれの単協で活動してきた事を、今は県内の生協が情報交換をしながら一緒に活動する事が多くなりました。
今年20回目を迎えた生協大会は、企画運営委員会もスムーズに運営し、年々参加者を増やしてきました。
又、食の安全の条例作りや、消費者条例の見直しにむけて、消費者協会や他の消費者団体と一緒に活動をすすめる話し合いをしています。
念願かなったネットワークづくりが、ようやく出来つつあります。
生協だけでなく、県内の消費者団体と一緒に活動する事で、ますます運動の輪が広がり、私たちの「くらしの願い」が実現できる事と思います。
「ゆりかごから墓場まで」安心した「くらし」ができるよう、頑張って活動していきたいと思います。
これからも宜しくお願いします。
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