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県生協連ニュース

北海道・東北の7県生協連が「灯油とBSE全頭検査」要請
〜10月1日 経産省エネ庁と厚生省・農水省、国会議員に要請〜

  北海道・東北地域の7県の生協連()の代表は、2007年10月1日、東京に出向き7つの県生協連の連名の「灯油に関する要請とBSEに関する要請」を行い、3省庁に「要請書」をお渡し、その後、それぞれの地元選出国会議員に支援要請をいたしました。

北海道生協連、青森県生協連、秋田県生協連、岩手県生協連、宮城県生協連、山形県生協連、福島県生協連

  要請団は、衆議院第2議員会館会議室において、経済産業省資源エネルギー庁には「灯油に関する要請書」(別添)を提出し、厚生労働省と農林水産省には、いわゆる全頭検査である「20ヶ月齢以下の牛海綿状脳症(BSE)検査の国庫補助の継続に関する要望書」(別添)をお渡し要請いたしました。

  省庁側から資源エネルギー庁石油流通課 石塚課長補佐 、 厚労省 食品安全部監視安全課 森田専門官、 農水省消費・安全局畜水産安全管理課 小野寺課長補佐など7名に対応いただきました。

  <以下要請行動の概要>

資源エネルギー庁に「消費者に軸足をおいた石油行政を求めます」と要請

  生協側要請団から「安心できる灯油の量確保と安定供給に万全の体制でのぞむこと、業界の意図的在庫コントロールが行われないよう元売り各社に対して、調査・監視・指導を行うこと、国民に対して機敏に情報提供すること」を要請しました。

  これに対し資源エネルギー庁の石油流通課の石塚課長補佐は「7月、元売りにヒアリングし、便乗とのそしりを受けないように指導した。油価格は、9月25日現在で82.7円(1リットル)で、去年の85.5円より下がっているが、今後も注視していく。結果をHPで公表する」との応答がありました。

  要請団からは「卸価格は月極めというが、週単位で値上げしてきたこともある。岩手県の去年の年間平均灯油支出は8万3,000円で、この三年間で倍になっている。ガソリンと比べて灯油は安いというが、元売りは莫大な利益を積み増している。国民のくらしとどう向き合うか行政の軸足が問題なのであって、要請事項の中から今年出来ることから踏み込んでやってもらいたい。」と重ねて要請しました。

 
厚労省と農水省に「まだ不安は払拭されていない、引き続き全頭検査の継続を」と要請

  要請団は、牛海綿状脳症(BSE)検査に関して、国は20ヶ月齢以下の牛のBSE検査に要する国庫補助を継続すること。BSEの発生原因や感染経路・発症のメカニズムの解明をすること。厚労省が20ヶ月以下の牛のBSE検査費補助を来年7月末で打ち切る方針を決め、各都道府県に一斉に中止を求める通達を出したこと(後に撤回)などに抗議し、通達の真意を追及しました。

  厚労省食品安全部監視安全課の森田専門官は、「検出限界もあり、検査してもしなくてもリスクは変わらない。続けることに科学的意味はない。飼料規制後は発生していない。自治体で引き続き検査をやるやらないは自由」などと答弁しました。

  要請団は、「BSEの発症経過が解明されていない中での一方的通達であり、それこそ科学的に手順を踏まない行為で、通達が地域経済に混乱をもたらしている。また、国のすすめるリスクコミュニケーションがアメリカの畜産状況報告の場と化している」と要請と抗議をしました。

  要請団は、その後、それぞれの地元選出の国会議員を訪問し、この主旨の理解と支援をお願いしました。

  ☆3省に提出した要請書はこちら(PDF:258KB)

 
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