衝撃的な「中国製餃子による中毒事故」の発生から、約9か月が経過し、ようやく汚染源が、中国の工場内での人為的な事故というより事件であることが、遅まきながら報道されています。青森県生協連はじめ県内の生協も店舗・共同購入事業を通じて、問題のあった商品の回収に全力をあげるとともに、日本生協連とコープ東北サンネットと一緒に、消費者の信頼を取り戻すべく、情報の発信、クレームへの対応の見直しを行ってまいりました。
青森県内の生協はじめ全国の生協とコープ商品の信用を失墜させたこの事故について、日本生協連とサンネット事業連合では、この間、原因の究明と再発防止と品質保証システムの構築に真剣に取り組んできておりますので、その後の取り組みの現況をお知らせします。
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日本生協連では、商品検査や工場点検などの検査を一層強化し、海外製造加工食品について以下の確認を行うとともに、品質保証システムの再構築とコープ商品情報のサイトを公開しています。 |
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海外製造加工食品はすべて「農薬検査証明」をとっています。 |
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新規に取り扱う食品は、事前検査として、有機リン酸系の残留農薬検査を行い、問題がないことを確認した上で取り扱いをしています。確認した品目は85品目です。 |
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継続して扱う食品は、2年に1回独自に農薬検査を行い、安全性の確認を行います。 |
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日本生協連では「品質保証体系の再構築計画」サイトを作成し公開しています。 |
☆日本生協連の「品質保証体系の再構築計画」サイトはこちら |
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約4,800品目の商品情報を日本生協連のホームページで公開しています。 |
日本生協連は「コープ商品情報検索」ホームページで、約4,800品目のコープ商品(食品)の主原材料・原産地、アレルギー物質等の情報を公開しています。 |
☆日本生協連の「コープ商品情報検索」サイトはこちら |
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日本生協連のコープ商品関連するサイトの紹介 |
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サンネット開発商品について工場点検を計画的にすすめ、8工場21品目を終了 |
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サンネット開発商品を製造している工場は52工場(129品目)ありますが、独自の「工場点検実施マニュアル」に基づき、年間実施計画に沿って点検をすすめ、8工場21品目が終了しました。 |
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サンネットコープ商品の中で、特定の原材料を使用している44品目について、原材料の「畜種」や「品種」「遺伝子組み換え」「食品添加物」等の検査を実施して、該当の検査項目についてはすべて問題ありませんでした。 |
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偽装や事故など起こさないよう、計画的な原料の確保と製造管理を行います。
☆関連情報が掲載されているコープあおもりのホームページはこちら |