北海道と東北６県の生協連「今冬の家庭用灯油に関する要請行動」をしました
〜東北経済産業局「元売りへの要請と予算確保など」を約束〜

　2009年8月27日、仙台ガーデンパレスにおいて、北海道・東北生協連灯油対策本部主催による「２００９年度灯油対策交流会」が開催されました。青森県生協連はじめ北海道生協連など東北の６県の生協連が参加しました。青森県生協連からは西田俊三事務局長が出席しましたので概要を報告します。

　交流会では、「石油製品マーケットの背景と今後の見通し」について学習し、各生協連から「０８年度の振り返りと０９年度の取組計画」の報告と交流を行いました。交流会終了後、北海道・東北６県の生協連の代表７人が東北経済産業局に今冬の灯油について要請行動を行い「要請書」を手渡しました。

　東北経済産業局側からは八鍬勉燃料課課長など３人が対応。要請書を渡した後の懇談の中で、参加者からは、「灯油価格が原油価格と直結して動くようになっている。その原油価格は投機マネーの動向で不安定な動きを示して、また乱高下している」、「主要消費国が共同で昨年同様に“原油価格の安定”に向けて強い態度をとることが必要」、「石油元売に対して、監視と指導を強化して欲しい」などを要望しました。これに対して、東北経済産業局の八鍬課長は「石油類の適正価格に関しては、これから本省とともに石油元売に要請を行います。石油製品の市況調査等に今後予算を確保し、詳細な調査報告や消費者への啓発を強化する予定です。新しい仕切価格の決定方式についての検証と評価については本省に要望します」との説明と回答がありました。

　☆2009今冬の家庭用灯油価格についての要請書はこちら(PDF 128 KB)