日本生協連2010年北海道・東北地区代議員会議報告
〜「全国中期計画など」を討議。北海道・東北から54名が出席〜

　日本生協連(渋谷区)の主催の「2010年北海道・東北地区代議員会議」が、4月2日、仙台ガーデンパレス(仙台市)において、北海道・東北地区の58生協55名（内オブザーバー6名）が出席し開催されました。青森県からは、青森県生協連(小野寺静子常務理事)をはじめ、コープあおもり(4人)、県民生協(2名)、県庁生協(1名)から8名が出席しました。この会議は、6月に開催される日本生協連通常総会に向けて事前討議のために、毎年この時期に、北海道･東北地区、関東･首都圏地区、東海･北陸地区、近畿地区、中四国地区､九州地区など地区別に6会場で開催されるものです。

　会議では、日本生協連からの提案の後、出席者10名から質問・意見が出されました。青森県から、コープあおもりの小池伸二専務理事が「コープあおもりと弘南生協の合併」について発言しました。最後に、日本生協連から答弁があり会議は終了しました。以下概要を紹介します。

＜2010 年北海道・東北地区代議員会議の概要＞

	◇	日時：	2010年4月2日（金）13時〜16時
	◇	会場：	仙台ガーデンパレス(宮城県仙台市)
			(1)「第11次全国生協中期計画」、(2)09年度まとめと10年度活動方針など
	◇	会議の要旨：(議長：松本政裕共立社理事長、各議題の提案と質疑応答)
	◇	議題：	日本生協連通常総会の議案の事前討議
			■ 山下俊史日本生協連会長から主催者挨拶 中国製餃子事故の真相解明の必要・NPT会議代表団派遣・全国中計の議論など ■ 矢野和博専務理事から議案の提案(内容省略) ■ 質疑・意見・応答(一部紹介) 宮城県生協連： くらしの危機に直面している現状を知らせるデータの活用を。 岩手県生協連： 第11次中計に組合員・職員がともに進める協同組合らしい生協づくりを記述すべき。 コープあいづ： コープベーシック商品の強化を期待。 北海道生協連： 消費者被害を防止する「適格団体資格を取得」研究と支援を。 福島県連： 消費者市民社会をリードしていく消費者ネットワークづくりの推進支援を。 岩手県生協連： 原油高に対する東北地区の要請署名や福祉灯油活動の記述、組合員の願いである食品の安全・食料自給率の向上の具体的な記述を。社会保障･税含めて学習し、2500 万人の消費者組織の力で、政府に暮らしを守る要望を。 コープあおもり・小池専務： この3 月21 日に、コープあおもりと弘南生協が合併しました。現在、青森県の5つの地域生協の組合員数累計20万人、供給規模250億程度だ（県庁生協店舗含めると300億）。人事交流、施設共有、トップ協議などを重ね、2008 年2 月に合併協議会を立ち上げ、この間両組合員同士の交流も活発に行なわれ、昨年6 月のそれぞれの総会で合併を決定。みなさまの支援に感謝し、さらに大同団結して県内1つの地域生協に向けてがんばっていきたい。 福島医療生協： 暮らしを守り、国、地域をどうつくっていくかについての強いメッセージの発信を。 宮城県生協連： 環境保全活動に関連する有機農業など農業部門の具体的な記述と食料自給率向上に対する取組みの記述をすべき。 福島医療生協： 医療福祉生協連が新たに設立されるが、事業的・財政的に脆弱。福祉事業を展開する地域生協の今後の協力をお願いしたい。

▲代議員会議の様子(右の写真：提案する矢野日本生協連専務)

(情報提供：日本生協連北海道・東北地連)