青森県生活協同組合連合会 青森県生活協同組合連合会ホーム > 県生協連ニュース
県生協連ニュース

青森県生協連「認知症サポーター養成講座」を3会場で開催しました
〜青森・弘前・八戸会場に186名が参加〜

 青森県生協連(青森市、井筒智義会長理事)としては、初めてとなる「認知症サポーター養成講座」を、2010年7月3日の青森市を皮切りに、7月17日弘前市、7月21日八戸市の3つの会場において、生協や各地のくらしのたすけあい会の会員など延べ186名の参加をえて開催しました。青森会場と弘前会場では、キャラバンメイト協議会の安田致(おさむ)理事に講師をお願いし、八戸会場は地域で活動する“八戸市キャラバンメイト10グループ”に講師をお願いしました。講座を受けた認知症サポーター(オレンジリボン)186名が誕生しました。

 青森会場では青森保健生協の組合員有志に、弘前会場では津軽保健生協の皆さんに、認知症をテーマとした「寸劇」を実演してもらいました。参加者には「身近な題材をもとにしているので、認知症が病気であること、どう対応したらよいかなどが良く分かりました」と好評でした。八戸会場は日常の中でどういう「対話」をしたらよいのかをグループワークで考え、発表しました。2010年3月末現在、青森県には、約1.2万名の認知症サポーター、335名のキャラバンメイトがおりますが、社会の高齢化にともない認知症の患者は増えることから、まだまだ多くの認知症サポーターが必要とされます。今後、県生協連では、各生協ごとに、自治体や地域のボランティア組織と提携して、「認知症サポーター養成講座」を開催してもらう方向で各生協を支援していくことにしています。

▼青森会場の様子 ▼弘前会場の様子 ▼八戸会場の様子

●7月3日(土) 青森会場(市文化会館中会議室)に80名が参加

  養成講座には、青森地域の各生協やコープくらしのたすけあいの会から80名が参加し、認知症について学びました。講座は、井筒県連会長が開会挨拶した後、認知症に関する初歩的知識の紹介ビデオを観てから、テキスト「認知症を学び地域を支えよう」を使用して、青森市キャラバンメイト協議会の安田致理事から、認知症対応の心得や具体的な対応のポイントなどについてお話いただきました。安田講師は、時にはご自分の体験などを盛り込みながら分かりやすく解説されました。学習の後、青森保健生協の皆さんによる認知症をテーマとした寸劇の実演がありました。寸劇は、家庭における認知症患者と家族の対応をテーマにした5場面を題材に作られ、組合員有志が、身近な話題を分かりやすく演じていました。

 (1)「食べた事をわすれる篇」、(2)「幻覚篇」、(3)「物取られ妄想篇」、(4)「火の不始末篇」、(5)「徘徊篇」で構成され、こうした時にどう対応するか、どう話したらよいかなどが、大変参考になりました。

●7月17日(土) 弘前会場(津軽保健生協本部ホール)に54名が参加

 弘前地域の生協やコープくらしのたすけあいの会等から54名が参加し、認知症について学びました。小野寺静子県生協連常務理事が開会挨拶の後、上述の青森会場と同じ講座内容で講師も青森市キャラバンメイト協議会の安田理事にお願いしました。

 学習会の後、こちらでは、津軽保健生協(弘前市)の組合員有志による朗読劇風寸劇を実演いただきました。認知症患者の居る家庭での日常の出来事を題材にしたものだけに、身近に感じるとともに、対応について、自分だったらどうするかを参加者たちは考えながら朗読劇に聞き入り、演じた5組10名の組合員有志の津軽弁を交えた迫真の演技に、大きな拍手喝采がわきました。

●7月21日(水) 八戸会場(コープあおもりるいけ店2F研修室)に52名が参加

 八戸地域の生協やコープくらしのたすけあいの会等から52名が参加し、認知症について学びました。内田弘志副会長の開会挨拶の後、講座の進行は「八戸市キャラバンメイト10グループ」のスタッフ(5名)にバトンタッチしました。テキストと学習内容は他の会場と同じです。こちらの会場では、認知症キャンペーンビデオ上映の後、「地域住民の力」と題して、グループワークを行いました。各グループでは、漫画に描かれている日常生活の5つの場面設定での『会話』の内容をグループごとに考えるという参加型の取り組みでした。各グループは、周りの状況や登場人物の気持ち(願い、悩み、問題等)に思いを馳せながら考えた検討した『会話』を発表しました。講師陣からお褒めの言葉をいただく事例が沢山ありました。

<お問い合わせ先>

青森県生協連 事務局 電話:017−766−1521

 
[戻る]
青森県生協連について
県生協連の活動
県生協連ニュース
アクセス
お問い合わせ
ホーム
 青森県生活協同組合連合会|〒038-0012 青森県青森市柳川2丁目4-22