「2012年国際協同組合年」がスタートしました〜キックオフイベントに300人が参加〜
2012国際協同組合年全国実行委員会(略称:IYC全国実行委員会)の主催の「キックオフイベント」が、1月13日、国連大学「ウ・タント国際会議場」(都内渋谷区)において、協同組合関係者など約300人の参加で開催されました。青森県でも、JAと生協など協同組合で国際協同組合年青森県実行委員会の立ち上げを準備しています。
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▲挨拶:内橋克人全国実行委員会代表 |
▲来賓挨拶:齊藤勁内閣官房副長官 |
●IYCスローガン:「協同組合がよりよい社会を築きます」で協同組合の認知度をあげよう
全国実行委員会の内橋克人代表は「東日本大震災で亡くなった方々、被災した方々を思うと新年のあいさつはできません。被災地に常駐し、心を通わせ活動している協同組合の方々の活動に勇気づけられています。現在の日本は、雇用・労働が解体され、非正規が約4割を占める貧困社会になっています。協同組合は、安心社会を再構築するため、雇用・労働の社会統合に取り組まなければなりません」と協同組合の使命を訴えかけました。
続いてパン・ギムン国連事務総長のビデオメッセージの紹介、全国実行委員会「国際協同組合年概要報告」、福島県・広島県・岡山県実行委員会から活動報告などがありました。
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▲パネルディスカッションの様子 |
▲閉会挨拶:浅田実行委員会副代表 |
休憩の後、「これからも協同組合がよりよい社会を築けるか」と題するパネルディスカッションが行われました。パネリストは生源寺眞一名古屋大学教授、堀田力さわやか財団理事長、小川泰子社会福祉法人いきいき福祉会専務理事がつとめました。生源寺教授は、「協同組合のひとつの価値が、他者への配慮にあり、組合員の共助のための組織としての協同組合は、それ自体として社会全体の福祉の向上につながる。」と指摘。堀田理事長は「協同組合として、公益活動の位置づけをはっきりさせ、協同組合間の連携を強め、NPO・公益法人のネットワークに参加しよう」と発言。小川専務理事は「確かな情報を入手するために市民メディアを創りましょう。協同組合内でのネットワークの多様化を進めましょう」と提案しました。
最後に、実行委員会副代表の浅田克己日本生協連会長が、「2012年協同組合年は“スタートの年”です。これを契機に、協同組合が新たな社会のあり方をともに模索し、貢献して いきましょう」と閉会のあいさつを述べました。
<問い合わせ先>
青森県生協連 本部 電話:017−766−1521
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