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青森県生協主催「2011年度県生協連 トップセミナー」報告

 青森県生協(青森市)の主催する「2011年度県生協連トップセミナー」は、2012年2月24・25日、古牧温泉・星野リゾート青森屋において、県内の7つの生協の役員・幹部32名(含む講師・事務局)の参加をえて開催しました。当日は、福島県生協連(福島市)の熊谷純一会長と弘前大学の渋谷長生教授に講演いただきました。

▲渋谷 長生弘前大学教授 ▲会場の様子

<2011年度県生協連 トップセミナーの概要>

◇日  時:
2012年2月24日(金) 〜25日(土)
◇場  所:
三沢市・古牧温泉 星野リゾート青森屋
◇出  席:
7生協(32)・講師・事務局(7) 合計32名
◇内  容:
2つの講演と質疑応答。

■講演(1):「福島原発事故より見えるもの」  熊谷 純一福島県生協連会長

〜地震・津波・原発事故と風評被害の四重苦の福島の現状と「協同」について〜

要旨:マスコミでは伝えられなかった事柄を中心に、大震災の発生から現在に至るまでの被害状況と現在の苦悩などをリアルに報告された後、福島生協連の進める「福島の協同の輪づくりの到達点」について、(1)労福協との共同の取組、(2)地産地消運動促進ふくしま協同組合協議会設立、(3)福島県消費者ネットワーク設立、(4)福島大学協同組合ネットワーク研究所などを報告。最後に「みんな仲良く、意見が違っても心を合わせよう」という福島県生協連の合言葉で結びました。参加者たちの共感を呼ぶ講演でした。

■講演(2): 「青森県の農業の行方と生協の役割」

渋谷 長生弘前大学農学生命科学部教授

要旨:豊富なデータと分析に基づく「青森の農業(就業者・生産額・農家数・経営規模・耕地面積・農家所得・農業労働力等)の現状と将来推計」を解説。「青森県農業の課題は、(1)6次産業化(2)県外販売と販売体制、(3)農協の合併による営農指導体制の弱体化、(4)直売の前進と停滞です」と指摘されました。生協に対しては「(1)応援団的役割(商品購入・宣伝)、(2)実利的役割(取引と紹介)、(3)生鮮・食品業界への問題提起(安心、公正、公平)、(4)共同行動の役割を果たすことなどが期待される」とお話しいただきました。日頃、青森県農業について知る機会が少ない参加者にとって、貴重な学びの場となりました。

<問い合わせ先>

青森県生協連 事務局 電話:017−766−1521

 
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