ヒバクシャ国際署名青森県連絡会「ヒバクシャ署名を進める青森県民集会」報告

　　ヒバクシャ署名青森県連絡会(事務局：青森県生協連)は、6月〜7月を「2018Peace Wave」と位置付けて、「ヒバクシャ署名」の拡大に取り組んでいます。この取組みの一環として、6月30日に、青森市内のリンクステーションホール青森において、約160名の参加をえて、「いまこそなくそう！核兵器」をスローガンに標記の集会を開催しました。この集会は、東奥日報社・陸奥新報社・デーリー東北・青森テレビ・青森朝日放送に後援いただきました。

▲会場の様子	▲記念講演：和田　征子事務局次長

＜ヒバクシャ署名を進める青森県民集会の開催概要＞

　うたごえ協議会によるオープニングコンサートではじまった集会は、連絡会共同代表　平野　了三　県生協連会長が「この集会を節目に更に運動を拡げましょう」と挨拶、続いて「草の根運動が歴史を動かした　そしてこれから核兵器禁止条約採択後〜」と題する記念講演会で日本原水協　和田　征子事務局次長が、日本被団協の設立から核兵器禁止条約採択までの国際的な背景と合意、核兵器禁止の内容、バチカンでの国際会議と教皇のスピーチ、日本政府の態度・政策、そしてこれからに向けてなどを報告、「草の根の運動が歴史を動かしてきました。被爆国である日本政府の論理を変えさせる取り組みをますます強めていかなくてはいけない」と訴えました。各団体や個人から力強く元気に報告された取り組み交流では、コープあおもりの加藤さんなど各報告に熱い拍手が送られました。最後の報告者の県連絡会共同代表で青森県原爆被害の会の田中　正司副会長は、「全国でも早い段階で青森県の会が発足でき、参加団体も広がる中、継続した取り組みが続けられていることに感謝している。92歳になったが命あるうちに、核廃絶を実現させたい」とあふれる想いを語ってくださいました。締めでは、青森県うたごえ協議会のみなさんの元気な歌声に合わせ、会場のみなさんが心ひとつに合唱しました。連絡会共同代表で原水爆禁止青森県協議会の谷崎　嘉治会長が、理不尽な原爆投下の歴史に触れた後「何としても20万筆の目標をやり切り、核兵器の廃絶を実現しましょう」と訴え閉会しました。

▲報告：コープあおもりの加藤さん	▲報告：県原爆被害の会の 田中　正司　副会長

●各地に広がる「2018Peace Wave」のとりくみ

　6月〜7月の「2018Peace Wave」の取り組みが、「ヒバクシャ署名」の拡大を軸に、県内各地に広がっています。に取り組んでいます。

• 被爆者の会〜
  5月26日、会員の高齢化が進み参加人数も減少している中で定期総会開催。7月6日、二重被爆された福井さんの被爆体験を聞く会がしあわせプラザで開催します。7月21〜23日の第7回自治労現業部会組織集会で田中副会長が講演の予定
• 原水禁〜
  ・4/26　議会請願への協力願いを社民党市町村議員に要請した。（青森市・八戸市・弘前市・五所川原市・むつ市・鰺ヶ沢町・七戸町）・5/19幹事会で6月まで3000万署名を優先し、その後ヒバクシャ署名に　取り組むことを確認した。原爆写真展の開催：6月15〜17日青森市、7月20〜22日弘前市、7月27〜29日十和田市、8月3〜5日平川市
• 原水協〜
  6月3〜9日平和行進の実施、市町村長訪問で署名を訴える予定。
• 生協の取組み〜
  コープあおもり・県民生協・県生協連・原水協は、市内5店舗で5月26日青森保健の健康チェック活動と共同行動で署名に取り組みました、17名が参加し署名406筆を集めました。健康チェックと一緒に行動することにより気軽に署名に応じてくれたり、健康チェックの担当者が署名を声掛けしてくれたりなど相乗効果があった。店長が職員に事前に署名をお願いしていたり、新人と一緒に署名をすすめたりなど、活動に励まされた。ヒバクシャの会田中代表の訴えに涙する方もあり、核兵器廃絶への思いを共有できた。

▲店舗前の署名を呼びかける親子	▲店長と署名を呼びかける様子

●署名用紙が変わります

　全国連絡会の「国連での核兵器禁止条約の採択を受けて核兵器禁止条約への参加を求める文言を追記した署名用紙に改定する提案」をうけて、県連絡会事務局としてもこの提案の趣旨に賛同することを確認しました。中央連絡会の確認を経て新しい署名用紙を準備していきます。

＜お問い合わせ先＞

ヒバクシャ署名青森県連絡会 事務局　青森県生協連(担当：鎌田)

電話：017−766−1521