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県生協連ニュース

「平和とよりよき生活」をスローガンとする生協運動の原点に立ち返り、核兵器廃絶をめざし平和を守る取り組みをすすめてまいります

青森県生活協同組合連合会

会長 菅原 正

 明けましておめでとうございます。

 県内の各生協の役職員並びに組合員の皆様には、昨年も県生協連の諸活動にご支援ご協力をいただいたことに対して心から感謝申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症の猛威は昨年も続き、青森県内でも多くの県民の方が感染する事態となりました。加えて、昨年2月24日にはロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始され、そのことにも起因した原油価格の高騰、物流コストや電気料・商品価格の上昇、さらに円安も進行し、県民のくらしを取り巻く環境は厳しさを増しています。

 このように、特にコロナ禍では行動を制限せざるを得ない状況の中でも、生協ではオンラインを活用した各種会議をはじめ、生協の価値を学び、組合員相互の情報交換の場を創出・維持するために活動を進めてきました。また、「健康」への関心が高まり、その大切さを学び・実践する「健康チャレンジ」の取り組みは参加者が一昨年に続き6千名を超えました。「コープくらしのたすけあいの会」会員も順調に増え、活動件数・活動時間とも一昨年を大きく超えました。高齢の一人暮らし世帯が増えていることに伴い、人と人とがたすけあい・つながりあうことでそれぞれが支えあうことの大切さが、今後ますます重要になっていくと思います。

 県内の生協事業について、購買生協では店舗事業、宅配事業を中心に利用が増加したものの、職域生協や大学生協では苦しい経営状況が続いています。このような中、八戸市職員生協が63年の歴史に幕を閉じました。このように生協全体として、まだまだ厳しい状況にあると認識しています。

 その他、購買生協が中心となり、コロナ陽性者で自宅療養されている方に食品セットを配送する事業を継続しました。昨年は新たに、県内の大学・短大で学ぶ学生支援の一環として、JA青森中央会の取り組みに協賛し、食料品の提供に取り組みました。医療福祉生協では新型コロナウイルス感染者への対応等で地域の重点医療機関としての役割を果たしています。

 青森県生協連は、新型コロナウイルス感染症が長期化する中で、行政をはじめ地域の様々な諸団体との連携・協力を通して、県民のくらしに広くお役に立つ取り組みをこれからも進めてまいります。また、ロシアの軍事侵攻に乗じた軍備増強や平和憲法の改悪の動きに組合員の不安も高まっており、「平和とよりよき生活」をスローガンとしてきた生協運動の原点に立ち返り、核兵器廃絶をめざし平和を守る取り組みを諸団体ともにすすめてまいります。

 本年もよろしくお願いいたします。

 
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