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県生協連ニュース

「2023年度青森県生協連 組合員活動研修交流会」開催報告

1.日時:
2024年2月19日(月)10:00〜12:00
2.場所:
生活協同組合コープあおもり本部集会室 ハイブリッド開催
3.参加:
88名
コープあおもり(57名)青森県民生協(8名)青森保健生協(4名)青森県庁生協(2名)
津軽保健生協(5名)八戸医療生協(2名)県労済生協(1名)県生協連(7名)講師(2名)

4.当日プログラム

テーマ:安心してくらせる地域づくりをめざし、防災・減災について学ぶとともに、災害ボランティアセンターの役割や活動などを理解し、今後の生活や活動にいかしていきましょう。

5.概要

 2024年2月19日(月)、コープあおもり本部集会室にて、「2023年度組合員活動研修交流会」を開催。

 県内7生協から86名の組合員・職員が参加しました。

6.会長挨拶

 菅原会長より、能登半島地震の災害状況と職員派遣等の支援の取り組みについての報告と、青森県社会福祉協議会と青森県生協連が災害ボランティアセンター支援に関する協定書を取り交わしたことについて紹介があり、研修で防災・減災について学ぶとともに、災害ボランティアセンターの役割や活動を理解し、今後の生活や活動に活かしていきましょうと挨拶がありました。

7.学習講演1:講師:青森県労済生協 佐々木 雅彦氏(防災士)

 講師は、防災士の立場から講演されました。最初に「いつかは起こる大地震」について、南海トラフ地震、首都直下型地震、青森県東方沖地震の予想災害規模に触れ、「命を守るための過去の大地震からの教訓」として、建物の耐震化の必要性・地盤による被害の差・家具類の転倒防止対策・津波避難の基本・避難三原則について解説がありました。続いて避難生活で命を落とさない為の対策と対応、知っておくと役立つ応急手当について説明があり、シミュレーションや家族との確認の大切さが強調されました。 最後にこくみん共済coopの「地盤サポートマップ」の紹介と、クイズで理解を深めました。

8.学習講演2:青森県社会福祉協議会の木村 亨氏

B4df、最初に災害ボランティアの役割は多種多様であること、災害VCの役割となぜ社協が関わるのか、しくみや活動、受け入れの流れなど詳細に渡って説明いただきました。続いて、令和3年8月の豪雨災害でのむつ市災害VCの活動、令和4年8月の大雨災害での鯵ヶ沢町災害VCの活動、県社協の協定先との連携の紹介がありました。最後に、近年は自然災害の多発・広域被災が増加しており、社協だけでは限界があり、協働型VCをめざしていること、運営の活動は多様で助成や中高年の高齢者も担えること、県生協連との協定で資機材の運搬の協力体制づくりが始まったことが紹介されました。

9.活動交流:県内生協における2022年8月の災害支援の取り組みについて

津軽保健生協 齋藤 淳一さん:豪雨被害を受けた中泊町、鯵ヶ沢町、弘前市嶽地域への支援として、被災者の声や被害状況を伝えながら募金活動に取り組み、組合員や自治体から感謝された。つながりの大切さを再確認、これからもいざという時頼りにされる生協を目指したい。

コープあおもり 赤城 孝さん:被害を受けた3つの産直産地にお見舞金をお届けし、被害状況や想いなどお話を聞き、組合員に伝えた。21年の災害時には風間浦村に救援物資を届けた。下北・五所川原の2地域で防災委員会が防災意識を高める活動を行っている。

青森保健生協 鳴海 騎士さん:三厩支部で被害のあった地域に4回に渡り訪問活動を行い、状況を聞いて、緊急募金を開始、外ヶ浜町に寄贈した。医療福祉生協情報誌コムコムに「豪雨被害の不安を支えた“つながりのちから”」として活動が紹介され、つながりの大切さを再確認。

参加者の感想より(一部抜粋)

避難所生活の大変さや衛生面の事、心理的な事など、東日本大震災を経験していても、避難所生活の経験がないので、今回の研修で良くわかりました。今日学んだことを参考したいです。

自分の家族の命を守るために、まず家の耐震診断、耐震補強を確認する事が大事ということがわかりました。リフォーム助成制度の勉強も必要だと思いました。

すぐにできる、家具の固定、レイアウトを変えるだけでも落下防止、圧死を防げることとても参考になりました。釜石の子どもたちに学ぶ3原則(想定にとらわれるな。その状況下で最善をつくせ。率先避難者たれ)肝に銘じます。

災害VCの運営を社会福祉協議会がしていることを初めて知りました。瓦礫の撤去などの力仕事だけでなく、長期間避難所が設置させるような大きな災害の場合、女性のために必要とされる活動も相談受付など多いと思います。

大変参考になりました。ボランティアに協力したいと思います。(高齢者が担える役割もあるとのことなので)

社協のボランティアセンター等への役割・活動がとても分かりやすく理解できました。VCの役割・内容については、もっと広く伝えていくべきだと感じました。(社協の関りを知れて良かった。)

昨年11月に社協と県生協連と協定を結んだことは、地域にコープあおもりも貢献できることが大きくなることに期待しています。

「つながりのちから」県生協連のつながり、それぞれの得意分野がつながって、これからあるかもしれない災害に備えて協力できればいいと思います。

各生協が様々な災害支援をしている事がわかりました。物資の提供も必要ですが、被災者の心のケアも大切だと思いました。最近は災害が多く発生していて被害が大きいので、防災を考えたり、災害がおきた時、私たちに何ができるか、何をしようか考える場や防災委員会が各地域にできるといいなと思いました。

 
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