「九条の会東北交流会in盛岡」開催報告
九条の会東北交流会実行委員会(今回の担当県:岩手県生協連・県消団連)が主催する標記の会が、2025年5月24日、盛岡市内のプラザおでってにおいて開催されました。東北各県九条の会は各県でサテライト会場をつくってオンラインで視聴しました。当日の参加者数:約150人以上(会場120人・WEB30人以上)でした。
当日は、司会:吉田敏恵(平和憲法・9条をまもる岩手の会事務局、岩手県生協連専務理事)、開会あいさつ:中野るみ子(平和憲法・9条をまもる岩手の会幹事団体、いわて労連議長)、第一部:記念講演・質疑応答、第二部:各県九条の会報告・交流、集会アピールの採択、今野順夫・福島県九条の会共同代表が閉会あいさつをし終了しました。来年は、福島での開催です。青森県九条の会事務局の檜山康博さんが「青森県の取組み」を報告。
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講師:猿田佐世弁護士 |
会場の様子 |
●第1部:記念講演:「外交で平和を作るとは何か〜一人ひとりができること〜」
講師:NPO「新外交イニシアティブ(ND)代表・猿田 佐世 弁護士
(骨子): |
1. |
トランプ.2.0における世界と日本 |
2. |
このままいくと日本はどうなる? |
3. |
日本が行うべき外交−対立緩和に向けて− |
4. |
グローバルサウスから学ぶ−すごい外交をした国が近くにたくさんある! |
5. |
では「外交とは何か−外交の「制度化」とは |
6. |
マルチトラック外交の制度化を−新外交イニシアティブ(ND)の経験から |
7. |
一人ひとりにできること⇒ |
- (1)
- きちんと外交をできる政府を選ぶ
- (2)
- マルチトラック外交の一端を担う
- (3)
- それらを推進する声となる
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最後に、猿田さんは、「回避する道のりがいかに困難であっても、耐え難い戦争を受け入れる困難さは外交による問題解決の困難を上回る。最後まで外交を諦めてはならない」と訴えました。
●第2部:各県九条の会報告・交流

宮城県「若者との交流を深める宮城の取組み」
青森県「青森県九条の会活動報告」
秋田県「土崎九条の会活動報告」
福島県「はらまち九条の会20年間の活動」
山形県「つるおか・たがわ九条の会:2025年・20周年記念事業の取り組み」
岩手県「平和憲法・9条を守る都南の会 やってみよう!憲法ビンゴ」紹介
東北六県市町村長九条の会連合「活動報告」
各県九条の会報告・交流報告資料はこちら【PDF:968KB】
●集会アピール採択:
「憲法九条をまもり、戦争ではなく平和のための準備をさせよう」
集会アピール:はこちら【PDF:2.71MB】
●参加者の感想(一部抜粋紹介)
「平和外交の話、目からウロコ。信頼関係を築く交流や外交は非常に大事。外交のできない政府はいりません」、「猿田さんの『軍備より外交』という話を聞き、なんてすばらしいと感激」、「平和のため、一人ひとりができることから活動を始めよう」、「外交は交渉というイメージだったが、『信頼関係をつくる』という事が理解できた」、「東北各県の活動報告もひとつひとつ頷きながら聞いた。岩手の憲法ビンゴは脳のトレーニングにもなるし、取り入れていきたい」など寄せられました。
●見逃し配信URL⇒https://www.youtube.com/watch?v=XjkNqmkqNlg
<事務局連絡先>
青森県九条の会 青森市長島2-2-12 金澤法律事務所内 電話017−776−4400
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